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就活で資格はアピールになる?新卒採用に関わった306名の回答に見る、資格の活かし方【まなびインサイト】

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就活で資格はアピールになる?新卒採用に関わった306名の回答に見る、資格の活かし方【まなびインサイト】

「就活で、自分の何をアピールすればいいんだろう?」

学生生活で何もしてこなかったわけではない。けれど、これといった特技や、人に誇れる実績があるかと聞かれると、言葉に詰まる。今から何か、自信を持って伝えられるものを増やしたい——。そんなとき、資格取得が選択肢に浮かぶ人もいるのでは。

ただ、資格を取れば、それだけで就活に有利になるのでしょうか。本記事では、企業で新卒採用に携わった経験のある306名の回答から、採用側が資格・検定をどのように見ているのかを探ります。

【調査概要】
調査名:中途・新卒採用及び昇格における「資格・検定」の重要度に関する調査
調査期間:2026年1月19日(月)8:00~2月2日(月)23:59
調査方法:インターネット調査
調査対象:企業の採用担当者、または採用業務に関わった経験のある方など
有効回答数:713
集計対象:採用業務の経験者のうち、新卒採用を「行っていない/関わっていない」とした回答を除く306名
調査協力:株式会社MS-Japan
調査実施媒体:国内最大級の管理部門と士業の専門サイト『Manegy』
実施主体:学びのメディア『日本の資格・検定』

※本記事の割合は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。

資格はアピールになる? 7割以上が参考・考慮していると回答

「新卒採用で、資格・検定が評価にプラスになる場面はありますか?」と聞いたところ、最も多かったのは「学業成績などとあわせて参考にしている」で、59.2%。「具体的に考慮している資格・検定がある」の13.7%と合わせると、72.9%となり、今回の集計対象では、7割以上が新卒採用で資格・検定を何らかの形で参考・考慮していることが分かりました。一方で、「基本的には考慮していない」という回答も26.5%あり、資格を取れば、それだけで採用に近づくとまではいえないようです。

ここで注目したいのは、「具体的に考慮している資格がある」の13.7%よりも、「学業成績などとあわせて参考にしている」の59.2%が大きく上回ったこと。

少なくとも今回の結果からは、“この資格を持っていれば評価される”というより、資格もその人の学びを見る材料のひとつとして捉えられている様子が見えてきます。  

新卒採用で、実際に名前が挙がった資格は?

新卒採用時、「具体的に考慮している資格・検定がある」と答えた人に、その資格・検定名を聞いたところ、次のような名前が挙がりました。

「簿記」や「FP」から、「電気工事士」、「薬剤師」まで、さまざまな資格が挙がっています。中には「業務に関連するもの」という回答もあり、採用時に、仕事との繋がりを踏まえて資格を考慮しているケースがあることが伺えます。

例えば、金融系の仕事を志望している場合、「FP」の資格は、資産運用や保険、税金などの基礎知識を学んだことを伝えることができ、大きなアピールポイントに。「その仕事に興味がある」という気持ちに加えて、「関連する知識を学んできた」と具体的に示せることは、就活でのアピールポイントとなるでしょう。

今回挙がった資格に限らず、自分が興味を持つ仕事や、学びたい分野に繋がる資格があれば、取得を考えてみてもよさそうです。自分の関心を出発点にすれば、「なぜその資格を取ろうと思ったのか」も、就活で自分の言葉で伝えられるのではないでしょうか。

資格は“持っている”だけじゃなく、学んだ理由まで、自分の言葉に

ここまで見てきたように、資格は“それだけで評価が決まるもの”というより、学んできたことを知ってもらう材料のひとつとして見られているよう。これから資格取得を考えるなら、「就活に有利そうだから」だけで選ぶのではなく、その学びが自分の興味や志望する仕事とどう繋がるのかにも目を向けたいところ。取得までに必要な時間も含め、今の自分が取り組む意味を考えておくと、資格選びの軸も見えやすくなりそうです。

すでに資格を持っている人なら、資格名を履歴書に書くだけで終わらせるのは少しもったいないかもしれません。なぜ取得しようと思ったのか、勉強を通じて何を知ったのか。その背景まで言葉にできれば、資格は自分の関心や行動を伝える材料にもなります。

同じ資格を持っていても、学び始めた理由や、そこから得たものは人それぞれ。資格を“持っている事実”だけでなく、その前後にある自分なりのストーリーまで振り返っておくことが、就活での伝え方を考えるヒントになりそうです。


就活でアピールできることは、資格だけではありません。そして今回の調査を見る限り、資格も“持っているか・いないか”だけで評価が決まるものではなさそうです。

だからこそ、「何の資格を取るか」と同じくらい、「なぜそれを学ぶのか」も大切。資格を肩書きとして増やすのではなく、自分の興味や目指す仕事を伝える1つの材料として活かしてみることが大切なのでしょう。

【まなびインサイト】
学びに関するアンケート調査やデータをもとに、世代やライフスタイルごとの特徴を分析し、“いま”の学びの姿を明らかにしていく連載です。資格やスキルアップのトレンドから、学びを取り巻く社会の変化まで、多角的にひも解きます。

【調査協力】
株式会社MS-Japan
管理部門・士業に特化した業界最大級の就職・転職エージェント。プロフェッショナル人材のキャリア支援において高い実績を持っている。
Manegy(マネジー)
同社が運営する国内最大級の管理部門・士業のためのビジネスメディア。実務に役立つ専門ニュースや資格・キャリア情報を発信中。
URL:https://www.manegy.com

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