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疲れ切った脳でも続く、頑張らない勉強法。「今日も勉強できなかった……」と落ち込む前に【賢者のブックジャーナル#13】

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疲れ切った脳でも続く、頑張らない勉強法。「今日も勉強できなかった……」と落ち込む前に【賢者のブックジャーナル#13】

『疲れ切った人のための勉強法』堀田 秀吾 著

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仕事を終えて帰宅したら、もうクタクタ。それでも資格試験のテキストを開いてみたものの、同じ一文を何度も読み返すばかりで、まったく頭に入ってこない……。忙しい毎日のなかで勉強を続けようとして、眠気を我慢して無理を重ねる。遅れを取り戻そうと、休日にまとめて勉強する。

そんなふうに頑張っているはずなのに、かえって疲れがたまり、勉強から遠ざかってしまうこともあるのでは。そんなとき必要なのは、もしかしたら努力を増やすことではなく、「疲れているときの学び方」を変えることなのかもしれません。

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『疲れ切った人のための勉強法』P2-3

今回ご紹介する『疲れ切った人のための勉強法』は、体力も気力も残っていない日に実践できる学習法を集めた1冊。

世界80校以上の名門大学による研究をもとに、無理なく続けられる勉強法を解説した本書。著者は言語学・心理学・脳科学などの知見を研究する明治大学教授の堀田 秀吾さんです。

テキストを机の上に置くだけ。パラパラとページをめくるだけ。勉強は15分以上続けないほうがいい——。本書に並ぶのは、これまでの勉強の常識を覆すような方法ばかり。

「そんなことで本当に頭に入るの?」と疑いたくなりますが、どれも科学的な研究をもとに導き出されたもの。机に向かって長時間集中しなければ勉強とはいえない。そんな思い込みを手放すことで、疲れた日にも学びを続ける道が見えてきます。

記憶力が落ちた大人にこそ「分散学習」が効く⁉

「昔よりも覚えるのに時間がかかる」「勉強しても、すぐに忘れてしまう」。そんな大人に本書がおススメするのが、時間を空けて学習を繰り返す「分散学習」です。

平日に時間が取れないと、つい「休日にまとめて一気に詰め込もう」としがち。しかし実は、一度に長時間勉強するよりも、「忘れかけた頃に思い出す」作業を挟むほうが◎。

脳は、何度も引き出される情報を「生きていく上で重要な知識」だと判断し、長期記憶として保存しようとするため、「分散学習」は、学んだことを記憶に定着させるのに有効なアプローチといえます。

つまり脳の仕組みからすると、「忘れること」は失敗ではなく、記憶を強くするための絶好のチャンス。まとまった時間が取れない人にとって、スキマ時間で、思い出すことを繰り返す「分散学習」は、理にかなったメソッドなのです。

今日はどれくらい頑張れそう? 勉強前の10秒体力チェックで内容を決めて

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『疲れ切った人のための勉強法』P244-245

勉強を習慣にしようとすると、元気な日も疲れた日も、同じ計画をこなそうとしてしまいがちです。しかし、残っている体力を無視して机に向かえば、集中できないだけでなく、「計画通りにできなかった」という罪悪感まで抱えることに。

それを防ぐために本書が提案するのは、机に向かう前の10秒で「今の体力レベル」を確認し、その日の状態と時間帯に合わせて勉強方法を選ぶこと。

朝は1日の土台をつくる学習、通勤中は歩きながらできる学習、昼休みは午後の仕事に響かない軽めの学習、仕事の後は疲れを増やさない学習、寝る前は5分だけの復習など、生活の流れに無理なく勉強を組み込む方法が紹介されています。

「計画した内容をすべてやる」のではなく、「今の自分にできる方法を選ぶ」。そんな発想に切り替えれば、疲れている日も、学びを完全に途切れさせずにすみそうです。

担当編集者のコメント

「今日も勉強できなかった」——そんなふうに、自分を責めてしまうことはありませんか? 学びたい気持ちはあるのに、夜にはもうテキストを開く力が残っていない。その原因を、つい自分の意志の弱さや努力不足のせいにしてしまう人は、少なくありません。

本書は、「勉強できないのは、あなたのせいではない」という視点から、疲れ切った脳でも無理なく学べる方法を、80以上の名門大学の研究をもとにまとめた1冊。

紹介するのは、机に向かわなくても、眺めるだけ・聴くだけ・5分だけでも続けられる「ゆるい勉強法」。うまくいかないたびに下がっていた自己肯定感が、読み終わる頃には上がっていることでしょう。

勉強はあなたを責めるための道具ではありません。あなたの世界を少し広げるための道具。「学べない自分」を責めるのをやめて、もう一度、学びと向き合ってみたいと思っている方に、ぜひ読んでいただきたいです。


「疲れているから、今日は何もしない」か、「無理をしてでも、計画通りに頑張る」か。学びには、その2択しかないと思っていませんか。本書が教えてくれるのは、疲れた自分を責めず、その日に残っている力でできることを選ぶという、新しい勉強との付き合い方です。

資格試験の勉強が思うように続かず、落ち込んでいるときにこそ開いてほしい1冊です。まずは今日、テキストを眺めるだけの勉強から始めてみては。

書籍情報
『疲れ切った人のための勉強法』
堀田 秀吾(著) 東洋経済新報社 1,760円
購入はコチラから

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