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頭をフル回転させる最強の飲み物を医師が解説!【勉強効率アップの秘訣 Vol.3】

勉強効率を上げる方法 #〇〇と勉強のかんけい。

頭をフル回転させる最強の飲み物を医師が解説!【勉強効率アップの秘訣 Vol.3】

どうして集中力は続かないのか? 脳疲労が起きてしまう原因は? などについて、脳科学の権威・梶本医師にvol.1vol.2で教えていただきました。

vol.3では、勉強が捗る脳の状態をキープするために、摂取すべき飲み物をご紹介!

お話を伺ったのは……

医師・医学博士 梶本修身さん
大阪市立大学医学部COE生体情報解析学教授、同大学医学研究科疲労医学教室特任教授などを歴任後、東京・新橋に「東京疲労・睡眠クリニック」を開院。脳科学のオーソリティとして、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)をはじめ、数々のテレビ番組や雑誌などメディアからのオファー多数。自らプログラム作成したニンテンドウDS『アタマスキャン』は30万枚を超えるベストセラーとなり“脳年齢ブーム”を起こした。著書に『疲労回復の専門医が選ぶ健康本ベストセラー100冊「すごい回復」を1冊にまとめた本』(ワニブックス)など。


勉強中の飲みものは、「コーヒー」一択!


梶本医師いわく「コーヒーは健康飲料!」とのこと。コーヒー党にはうれしい情報です。

「コーヒーには、脳が活動したときに生まれる酸化ストレスを抑え、代謝させる効果が認められているポリフェノールの一種・クロロゲン酸が含まれているのです」(梶本医師。以下同)。

クロロゲン酸には、脂肪燃焼や血糖値上昇抑制によるダイエット効果、自律神経のバランス調整、便通改善など、さまざまなメリットがあることをご存じの方も少なくないと思いますが、脳疲労の予防にも効果があったとは。

「1日にコーヒー3~4杯までなら、カフェインの過剰摂取にはなりません」。

試験前や勉強中にコーヒーを飲めば、脳を覚醒させると同時に、脳疲労を防いでパフォーマンスを上げてくれる効果が見込めますが、18時以降のカフェイン摂取は逆効果だそう。

“眠気覚まし”として夜勉強のお供にコーヒーを飲むのはNG! 脳の休息に必要となる良質な睡眠を妨げてしまうからです。

そもそも、眠くなるということは、すでに脳疲労を起こしているサインなので、勉強を切り上げてすぐに寝るようにしましょう」。

コーヒーの味わいや、飲むタイミングにもポイントが!

勉強に良い効果をもたらしてくれるクロロゲン酸は、生豆の状態で最も含有量が多く、焙煎すればするほど含有量が減ってしまうそう。

つまり、深入りよりも、フルーティーでさわやかな酸味のある風味が特徴の浅煎りのコーヒーを選んだ方が効果的

「クロロゲン酸は、りんごやゴボウ、じゃがいも、かぼちゃなどにも含まれますが、コーヒー豆に最も多く含まれています。

ただ、体内で比較的速やかに代謝されて作用が失われてしまうため、大量に摂取するのではなく、血中のクロロゲン酸の量が一定になるように補給することで最大の効果を発揮することが可能に」。


勉強のリフレッシュも兼ねて2~3時間ごとにコーヒーを飲むのが良さそうですね。手軽に取り入れられるコーヒーは今日から試す価値アリ!

取材・文=秋葉 樹代子

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