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勉強が捗らないときは"胸を開いて深呼吸”!【今週の1ポーズ #02】

勉強効率を上げる方法

勉強が捗らないときは"胸を開いて深呼吸”!【今週の1ポーズ #02】

連載【今週の1ポーズ】
首&肩コリや腰痛、目の疲れ……、勉強に勤しむ“まなびビト”だからこその辛い症状。ビジネスパーソン向けのウェルネス講座を数々の企業で行う、ヨガ&ストレッチ講師の山下 耀菜さんに、症状を和らげる簡単1ポーズを教えてもらう。

「身体が持つ潜在能力は素晴らしい! 心身一如、身体が変わると自然といろんなことが変わっていきます。難しいポーズは不要。日常に取り入れられる簡単なポーズを継続すれば、身体はよろこんで変化していきます。勉強で、ここぞというときに集中して取り組むために、身体もととのえてみてください」(山下 耀菜さん)。

教えてくれたのは……

ヨガ&ストレッチ講師
山下 耀菜さん

ヨガ歴20年。趣味が高じて講師となり約10年。ビジネスパーソン向けにウェルビーイングのアドバイスを行う。その他、女性の悩みに寄り添うヨガ&ストレッチ講師としても活躍。YouTube:@kanayoga823


縮こまった胸筋をぐっと伸ばす

勉強&仕事中の上半身は、どうしても前屈みになりがち。

「肩肘を張る」という言葉がありますが、頑張ろうと思えば思う程、肩は上がり、背中が張り、猫背になりがちです。このように、胸が潰れた状態が続くと、気持ちがネガティブになってしまうことも。

勉強の区切りがついたときには、大きく胸を開いて、気持ち良く呼吸をしてみましょう

やり方は、写真のように椅子の背もたれに、肩甲骨の下部にある肋骨を預けて大きく胸を開いていきます。

はじめは、頭の後ろで両手で肘を掴むか、両手を組むなどして、頭を支えると良いでしょう。

気持ちよく胸が開かれている感覚がしたら、大きく大きく胸を膨らませながら呼吸して、ゆっくり体を戻します。

【POINT!!】

胸を開くときは、椅子の背もたれに肩甲骨を乗せるような感じで。肩甲骨の下あたりに位置する肋骨は、左右12対の骨で、背中の胸椎から胸の前にある胸骨まで、カゴのような形状になっています。

呼吸の際に肺がふくらんだり、縮んだりするのに合わせて動くため、助骨付近の筋肉をほぐすと呼吸がしやすくなるのです。

背もたれの縁で怪我をしないよう圧を掛けすぎず、気持ち良いと感じる範囲で動いてみてください。 

椅子に深く腰掛けたまま、背もたれに重心を掛けると、腰に負担がかかってしまうので、浅く座った状態で行いましょう。


胸が開かれ、肺の機能が大きく使えると、呼吸を通して全身の循環が良くなり、体の老廃物を排出しやすくなります。

疲れが溜まってきたな……と思ったら、ぜひお試しください。

文=山下 耀菜

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