腰痛の原因は「お尻のコリ」にアリ。座りながら簡単にほぐす方法【今週の1ポーズ #04】
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連載【今週の1ポーズ】
首&肩コリや腰痛、目の疲れ……、勉強に勤しむ“まなびビト”だからこその辛い症状。ビジネスパーソン向けのウェルネス講座を数々の企業で行う、ヨガ&ストレッチ講師の山下 耀菜さんに、症状を和らげる簡単1ポーズを教えてもらう。
「身体が持つ潜在能力は素晴らしい! 心身一如、身体が変わると自然といろんなことが変わっていきます。難しいポーズは不要。日常に取り入れられる簡単なポーズを継続すれば、身体はよろこんで変化していきます。勉強で、ここぞというときに集中して取り組むために、身体もととのえてみてください」(山下 耀菜さん)。
教えてくれたのは……
ヨガ&ストレッチ講師
山下 耀菜さん
ヨガ歴20年。趣味が高じて講師となり約10年。ビジネスパーソン向けにウェルビーイングのアドバイスを行う。その他、女性の悩みに寄り添うヨガ&ストレッチ講師としても活躍。YouTube:@kanayoga823
お尻の筋肉は全身で一番パワフル!
「腰痛の原因=お尻のコリ」、と聞いて不思議に思う人も少なくないでしょう。
座骨を座面に着け、骨盤を真っすぐ立てて座るのが良い姿勢なのですが、猫背の方は、骨盤を後傾させてお尻を座布団のように踏みつけてしまっていたり、反り腰の方は、骨盤前傾にするためにダイレクトに腰からお尻にギュッと力が入っている状態に。
そのまま、勉強や仕事で長時間座っていると、お尻の筋肉はコリ固まってしまいます。お尻の筋肉はとてもパワフルなので、お尻の硬さが腰の痛みを引き起こしてしまうというワケ。
ということで、勉強の合間に取り入れてほしいのが、椅子に座ったままできるお尻のストレッチ。
足を腰幅に広げ、左右の座骨が上半身の真下に来るように座ったら、右足を左ももの上に載せます。なるべく足首を曲げないように意識しながら、痛みを感じない範囲で右ひざを下方向にプッシュ。
じんわりとお尻が伸びているのを感じながら、左右バランス良くストレッチしてください。
【EXTRA!!】
よりダイナミックにお尻を伸ばすには、寝っ転がってのストレッチがおススメ。
仰向けの状態で両足を立て、左ももに右足を引っ掛けます。引っ掛ける位置が膝に近い部分なのか、ももの上部なのかによってストレッチされる部分が微妙に変わってくるので、ご自身で気持ち良く感じる部位を探してみてください。
もっと強くストレッチしたい場合は、引っ掛けた脚の間に腕を通して、床に下ろしていた方の脚を抱えるとGOOD!
紹介したストレッチは、無理をすると、お尻や腰を痛めるなど逆効果になってしまうこともあるので、“心地良さ”を指標に!
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撮影=新澤 遥
文=山下 耀菜