資格芸人が厳選!副業で収入アップが見込める資格3選
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“資格大国”ともいわれる日本。国内の資格・検定の数は4,000種類程とも。
一方で、「資格や検定であればなんでもいいわけではない、役立つのは一部だ」と考える人もいるのではないだろうか。
しかし、48の資格を持つ“資格芸人”こと「女と男」の男側・市川 義一さんは、「思いもよらない資格こそ、人生を豊かにする」と言う。
そんな市川さんに、「副業で収入アップが見込める資格」を紹介いただいた!
お話を伺ったのは……
収入アップ資格①「旅程管理主任者」
市川さんが、「旅行好きな方におススメしたい資格」と挙げてくれたのが「旅程管理主任者」だ。
「旅程管理主任者」とは、ツアーコンダクターのこと。
旅行会社が企画するツアーや団体旅行には、同行する主任添乗員に取得が義務付けられていて、この資格を取っていれば、仕事とはいえ旅行に行けて、稼ぐことまでできるというワケ。
「旅程管理主任者」は、人気の資格として「資格・検定AWARDS 2024 」にも選出されている。
「資格取得には、一定の添乗実務を経験しなければならないのが一番のハードルかもしれません。
しかし、バスツアーの朝の送り出し業務でも実務とみなされます。会社にお勤めの方でしたら、出社前に、朝の送り出し業務をこなすことも。添乗員特化の派遣会社に登録すると良いですよ。
もちろん時間があり、旅行に行きたい場合は、旅行会社の実施する企画旅行に補助添乗員として同行するのもアリ!」(市川さん。以下同。)
週末などに稼働すれば、副業で収入アップを見込むことができ、さらには旅行気分も味わえるお得な資格といえそうだ。
「この資格の旨味は、旅行会社の方と仲良くなれることです。各地の旅行先の穴場や、比較的空いている時間帯、効率よく回れるルートなどを知れるので、旅行好きには一石二鳥な資格です」。
収入アップ資格②「ご当地検定」
「日本は世界でも有数の観光立国。インバウンドの増加で活用度大!」と市川さんがおススメするのが「ご当地検定」。
特定の地域に関する文化や歴史などの知識を測る試験で、市川さんは「京都・観光文化検定」を取得している。
「観光で人気の場所でなくてもいいと思います。自分の故郷や、今住んでいる都道府県の検定であれば、親和性があり取得しやすいのではないでしょうか。海外から来た方に、地元を案内する副業に繋がることも。
海外の方と親しくなるきっかけとして、語学を学ぶ方も多いかと思いますが、自国の文化を掘り下げて知っていたほうが役立つこともあるかと!」。
地域ガイドの仕事は、WEBなどで募集しているので要チェック。自分のSNSで発信するのも手かもしれない。
収入アップ資格③「レフェリー」
「好きなスポーツがあったり、部活などで競技経験がある場合、『レフェリー』の資格取得を検討してみては?」と市川さん。
「レフェリー」は審判のことで、定められたルールに則って試合が行われているかどうかを中立な立場から判断する役目を負っている。
市川さんはラグビーとバスケットボールの「レフェリー」資格を取得。
「私の場合、バスケットボールの『レフェリー』資格を取得したあと、大阪ラグビーフットボール協会と、大阪府バスケットボール協会に登録しました。
そうすると、協会からレフェリーの募集情報が共有されるんです。アマチュアの練習試合なども数多くあるので、意外とレフェリーの需要は多いなと感じています。
時給はそれ程高くはないですが、好きなスポーツを間近で観れて楽しいし、良い副業になるかと」。
野球やサッカー、ボクシングなど、さまざまなスポーツに各々レフェリーが存在する。取得方法もそれぞれ違うので、興味があれば調べてみよう。
一見「収入に直結しないのでは?」と思うような資格であっても、副業として成り立つことが分かった。
次回は、気軽に取得できるコスパの良い資格を市川さんに教えてもらったので、お楽しみに!
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