「日本の資格・検定」AWARDS 2019~3つのランキングで最新の人気資格を紹介~
「日本の資格・検定」AWARDSとは?
「日本の資格・検定」AWARDSとは、昨年度に当サイト内で最も注目・支持された資格や検定を表彰する企画です。第1回目の開催となる今回は、視点の異なる3つの部門からそれぞれ上位3位までの資格・検定をご紹介します。
この企画を通してユーザーのみなさんが注目・支持している資格や検定を広く伝えるとともに、資格・検定に込められた主催者の思いを届けることで、社会における資格・検定の価値を高めることができればと考えています。
審査基準
当サイトにて掲載している800を超える資格・検定が選考対象です。昨年度(2018年4月1日~2019年3月31日)に実施したユーザーアンケートの結果やページビュー数など、定量的な基準をもとに厳正な審査をしています。部門概要
◆総合アクセスランキング部門
掲載している資格・検定の内、昨年度のページビュー数が上位だった資格・検定を表彰しています。
◆注目の資格・検定ランキング部門
掲載している資格・検定において、昨年度とその前年のページビュー数を比較し、その伸び率が特に顕著だった資格・検定を表彰しています。
◆ユーザーが選ぶベスト資格・検定部門
昨年度実施した「就職に役立つ資格・検定」「これから需要が高まる資格・検定」「これから取得したい資格・検定」の3つのアンケートにおいて、ユーザーからの支持が特に高かった資格・検定を表彰しています。
総合アクセスランキング部門
受賞コメント
独立行政法人 情報処理推進機構 IT人材育成センター
国家資格・試験部 部長
山内 健司様
情報処理技術者試験は昭和44年に経済産業省の国家試験として誕生し、今年で50周年を迎えました。ITエンジニアからIT利用者まで、ITに関係する全ての人を対象とした試験として実施し、これまでの応募者数は2,000万人を超えています。
今回受賞した『基本情報技術者試験』はITエンジニアの登竜門と位置づけており、IT全般の知識・スキルを身に付けるために最適の試験です。これからの時代、AI、IoT等の進展によりITの重要性はますます高まっています。ぜひ多くの皆さまにチャレンジいただければと思います。
ITの技術革新は日進月歩。最新の技術動向を適時取り込み、実務に役立つ試験問題を作成することを大切にして、IT現場の第一線で活躍する450名超の試験委員と共に日々努力しております。
今後も、より多くの皆さまに、時代にマッチした高品質な試験をご提供できるよう取り組んでまいります。
受賞コメント
公益社団法人 色彩検定協会
理事
山中 雄市様
この度は「日本の資格・検定」アクセスランキング第3位という名誉ある称号をいただきありがとうございました。色彩検定(R)は「色」という身近な内容を扱っている検定試験ですが、身近すぎるゆえに、「わざわざ勉強する必要があるのか」「何のために勉強するのかわからない」というお声を頂くことが多いのです。
そんな中、「日本の資格・検定」で取り上げていただき、アクセスランキング3位となったことは、それだけ多くの方に「色を理論的に学ぶことの大切さ」や「色を思い通りに扱える楽しさ」について知っていただけた証ではないかと思います。単なる検定としてだけでなく、初学者の方には「色の世界への入り口」として、お仕事や趣味で活用される方には「スキルアップ」に色彩検定を利用していただけるよう、これからも活動を続けてまいります。
注目の資格・検定ランキング部門
受賞コメント
一般社団法人 FLAネットワーク協会
代表理事 会長
竹内 弘光様
おかげさまで食生活アドバイザー(R)は今年20周年を迎えました。資格を立ち上げた20年前は、食に関する資格といえば衛生や調理を主に扱った専門的なもののみで、食全般について見つめ直す機会は少なかったように思います。そんな状況を打開して、「食」の知識を持つ人を増やしたいという思いから「食生活アドバイザー(R)」の資格を立ち上げました。時代の流れの中で「食」が注目されるようになった現在では、下は小学生の方から上は80代の方まで幅広い年齢層の方に受験していただいており、これは大変喜ばしいことです。
私たちは「生活と食のつながりを『意識』し、正しい『知識』を持つことで、自分なりの『見識』を持っていただきたい」という思いで常にこの資格を運営しています。これからも食の問題を解決できる人材を育成できるよう取り組んでいきたいです。
受賞コメント
一般財団法人 職業技能振興会
理事長
兵頭 大輔 様
私たち職業技能振興会は昭和23年、戦後の復興の中で戦地から帰還した方の社会復帰をお手伝いするために設立されました。それ以来、社会で活躍できる人材を生み出したいという思いで時代のニーズにあった資格を生み出し、さまざまな職業の現場で活用していただいています。
中でも、この認知症ケア指導管理士の資格は介護の現場だけでなく、認知症の家族をお持ちのご家庭でも活用していただける知識が詰まっています。私たちは悩める方のために資格を運営しているので、資格を通じて少しでも認知症介護に向き合う方のお役に立てればと思います。
ユーザーが選ぶベスト資格・検定部門
入試や就職活動で利用されることが多く、一定級を取得していると試験や選考の免除になる場合や点数が加算される場合があります。3級以上の試験では面接も行われ、読む・書く・聞く・話すという4技能をバランスよく身に付けることができます。
受賞コメント
公益財団法人 日本英語検定協会
広報ご担当者様
日本英語検定協会は50年以上に渡り、実用英語の普及と向上を使命に、英語学習者に寄り添い検定試験を実施して参りました。受験者の幅は小学生から社会人までますます広がりをみせています。級の合否の他、技能別のスコアが出ることから、生涯を通じて英語力の伸びを測ることができ、多くの方に学習の目標として活用いただいております。
小学校での英語導入や大学入試での民間試験活用など、現在、日本の英語教育は目まぐるしく変化していますが、今後も入試として、そして資格検定として、どちらのニーズにも応えられるよう厳正な実施を行って参ります。ご自身の学習段階や目標に応じて英語力を測るツールとして、これからも利用していただければ幸いです。
受賞コメント
日本商工会議所 事業部
簿記検定ご担当の皆様
簿記は企業の経営活動を理解しようとする際に役立つ知識であり、世代や業種・職種を問わず、実社会で活躍する人材には必須の能力です。それゆえ、日商簿記検定は合格して終わりではなく、“その後の企業実務でしっかり活かせる”検定であることを常に意識して設計しています。
また、簿記はビジネスにおける三言語[英語(コミュニケーション言語)・簿記(企業言語)・IT(プログラミング言語)]の一つとも言われています。簿記を含むこれらの言語を理解することは、正確で迅速な情報伝達において不可欠であり、今後ますます求められていきますので、一人でも多くの方にチャレンジしていただきたいですし、時代の流れに応じて社会で求められる能力も変化しているので、合格後もさらなる高みを目指して学習を続けてほしいと思います。
受賞コメント
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
常務理事
山下 雄士様
TOEIC(R) L&Rは、英語で聞く・読む能力を測定するテストとして、多くの方にご活用いただいております。テスト結果は、合格・不合格ではなく、スコアで評価されるため、英語でのコミュニケーションに必要な能力を客観的に評価することができ、常にスコアの基準が一定のため、英語能力に変化がない限りスコアも一定に保たれるよう設計されています。問題はビジネスや日常生活の場面が中心のため、テストに向けた学習をすることで、実践的な英語力を身につけることができます。
TOEIC(R) Programは、世界160か国・年間700万人が受験するグローバルスタンダートのテストです。SNSをはじめコミュニケーションツールが多様化する中、今後も時代に即した出題内容にすることで、より多くの方にご活用・ご満足いただけるよう努めてまいります。
受賞コメント
公益財団法人 実務技能検定協会
理事長
保坂 恭世様
秘書検定は高度経済成長期の昭和47年、女性の社会進出に目が向けられ始めた頃に誕生しました。もともとは秘書として働く女性に向けたものでしたが、次第に試験内容が認知され、社会に出る前の教養として活用していただくようになったのです。
人と人との間をつなげるマナーは形を少しずつ変えつつも、決して不要になることはありません。社会に出れば、ビジネスを通してさまざまな人と上手に人間関係を育む必要があり、私たちはぜひみなさんにその術を身に付けていただきたいと考えて検定の運営に励んでいます。
また、秘書検定は女性の受験者の方が多いのですが、今やビジネスにおけるサポートの役目やマナーは男女関係なく必須の時代となっています。男性のみなさんにもチャレンジしていただけたらと思います。