「難関資格=安泰」は本当?40代・50代が人生の後半戦で後悔しない“賢い資格の選び方”【賢者のブックジャーナル#12】
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『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』高村 祐規子 著
「このまま今の仕事を続けていて大丈夫かな」「老後のお金は足りるのだろうか」「何か資格を取っておけば、将来の安心に繋がるかも」。
40代、50代になると、これからの働き方や暮らし方を見直す機会が増えてきます。子どもの独立、親の介護、自分自身の体力の変化、そしてAIの進化。これまで通りに働き続けるだけでは不安だけれど、何から始めればいいのか分からない。そんなとき、頼もしく見えてくるのがスキルの証明にもなる、資格や検定。
しかし、資格や検定は取れば自動的に人生を変えてくれるものではありません。時間とお金をかけて合格しても、期待したほど仕事に繋がらなかったり、活かし方が分からないままになってしまったりすることも。
今回紹介する『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』は、女性専門のキャリアアドバイザー・FPとして1万人以上の女性のキャリア相談に向き合ってきた高村 祐規子さんによる一冊。人生の後半戦で後悔しないための、資格や検定の選び方と活かし方のヒントが詰まっています。
人気資格・難関資格なら安心? 大人の資格選びに潜む落とし穴
将来の不安を軽減したい、そんな課題の解決方法として資格を選ぶとき、つい目が行きがちなのが知名度や難易度。「国家資格なら役立ちそう」「難関資格なら就職につながるかも」「人気ランキングで上位なら間違いない」……。そんなイメージはありませんか。
もちろん、知名度の高い資格や難易度が高く、専門性のある資格のほうが、キャリアを広げてくれる可能性があるように感じるでしょう。しかし本書が伝えているのは、難しい資格だからといって、そのまま稼げる資格になるとは限らないということ。確かに、資格を取得しても、それだけで仕事が舞い込んでくるわけではありません。
高村さんは本書のなかで、「40代以降の資格選びでは人気や難易度ではなく、自分の経験の延長線上にあるか」を見ることが大切だと説きます。
『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』P88‐89
大切なのは、今の自分とまったく関係のない人気資格に飛びつくことではなく、これまでの経験の延長線上にある資格を選び、そこに時代のニーズを重ねていくこと。本書では、高齢化社会、デジタル化、健康志向、グローバル化など、これから需要が高まりそうな分野にも触れながら、資格を仕事に繋げる考え方を紹介しています。
担当編集者のコメント
50歳。自らの将来に経済的な焦りや不安を覚える年齢です。いつ何が起きてもいいように、今のうちから資格でもとっておこうか、そう考える人も多いでしょう。
でも、趣味の延長や人気度などで資格を選ぶと、うまく収入につながらないことも。とはいえ、しっかりした収入が得られそうな資格となると、「もうこの年齢だし」「私には何のスキルもないし」と気持ちが萎えてしまう。女性専門のキャリアカウンセラー・FPとして約1万人の女性と面談してきた著者は、「年齢は単なる数字」であり、キャリアとは会社経験だけでなく「結婚、嫁姑問題、出産、育児、介護、看取りなど、そのすべて」だと言います。
本書は、自身の経験を最大限に生かした、時間とお金をムダにしない「使える資格」の選び方を、豊富な実例とともに具体的にアドバイスしてくれます。人生はまだ折り返し地点に差しかかったばかり。あなたが自信を持って前に進めるように背中を押してくれる1冊です。
資格選びの前に、自分のこれからを考える
資格の勉強を始めるとき、つい意識は資格自体の難度やパワーに向かいがち。けれど40代・50代の資格選びでは、その前に働き方、生き方を考えることが最も重要なようです。
会社員として働き続けたいのか。副業から少しずつ始めたいのか。将来的に独立したいのか。老後に誰かの役に立つ仕事をしたいのか……。目指す方向が変われば、選ぶべき資格も、学び方も、活かし方も変わってきます。
『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』は、これからの人生で、自分の経験をどう価値に変えていくかを考えるための実践的なガイドとなってくれるはず。この本のエッセンスを取り入れることで、人生を振り返り、続いていく未来に一歩を踏み出せるようになるのではないでしょうか。
書籍情報
50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び
高村 祐規子(著) WAVE出版 1,760円
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【連載・賢者のブックジャーナル】
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