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「加トちゃん直伝“究極のポジティブ思考”が私を支えてくれた」加藤綾菜流、折れない生き方

インタビュー #気になるあの人を深堀り

「加トちゃん直伝“究極のポジティブ思考”が私を支えてくれた」加藤綾菜流、折れない生き方

結婚時の心無いバッシングや、夫・加藤 茶さんの病気、義妹との別れなど、数々の試練を乗り越えてきたタレントの加藤 綾菜さん。

どうしようもなく心が揺らぐとき、彼女はどんな心持ちで立ち上がってきたのか。逆境に向き合うためのヒントを綾菜さんに聞いた。

【加藤 綾菜の“私らしい介護”のカタチ。愛する人を支えるための学び】
愛する夫・加藤 茶さんを支えるために数々の介護資格を取得してきたタレントの加藤 綾菜さん。資格取得を通じてどんな学びや発見があったのか。本連載では、加藤さんの実体験から介護と向き合うすべての人に役に立つヒントをお届け。

夫・加藤 茶に学ぶ「究極のポジティブ思考」

ーー加藤 茶さんのご病気や身近な方の介護など、多くの困難があったかと思いますが、いつもハツラツとされている姿が印象的です。その強さの源はどこにあるのでしょうか。

私の力だけではなくて、やはり一番は夫である加トちゃんの存在が大きいですね。

ーーそうなのですね! ただ、パーキンソン症候群を発症された時など、加藤 茶さんご自身も精神的に落ち込まれたのではないかと推察します。

それが、加トちゃんはどんなことがあっても落ち込まないんです。私の方が悩んでしまうこともあるくらいで。

ーーもともとの性格、ということでしょうか。

そうだと思います。だから、大きな病気が分かったときでも、その姿勢は全く変わりませんでした。 「生身の人間だから病気になるのは当たり前。でも、その病気に心を蝕まれる『病魔』に負けなければいいんだ」というのが彼の持論なんです。

どんなときもネガティブにならないし、「どうせ俺なんか」みたいなことも絶対に言いません。 その姿をずっと隣で見ていると、「くよくよするのはやめよう」と、自然と自分も強くなれている気がします。

壮絶な介護とバッシングの乗り越え方

ーーその「動じない強さ」は、知り合った当初から変わらないのでしょうか。お2人のご結婚の際には心無いバッシングもあり、相当お辛い時期だったかと思いますが、その時も加藤 茶さんの姿勢は変わらなかったのですか?

ずっと一貫して、加トちゃんは動じないですね。SNSで傷つくようなことを言われたり、自転車をボコボコにされたりもしました。なんで結婚しただけでこんな目に遭うんだろうって、当時は本当に辛かったですね。

でも、どんなことも意にも介さない加トちゃんの姿を見て、「相手や環境が変わることを期待するのではなく、自分が強く優しくなったほうが良いんだ」と気付かされました。

ーーその「強さ」を持ってしても、実際の介護現場では、また違ったご苦労があったのではないですか?

そうですね……。実は義理の妹の介護をしていたのですが、そのときはなかなかツライ状況でした。義理の妹は末期がんと闘っていたのですが、最後の数カ月は、私たち家族が片時も離れられない状況で。夜、やっと家に帰って眠ろうとしても、「苦しい、助けて」と電話がかかってきて、朝まで一睡もできない日も。そのときはさすがに疲労感が大きく、これが「介護疲れ」か、と痛感しました。

一番苦しいのは本人ですし、力になりたい気持ちでいっぱいなのですが、自分の体力が尽きると、精神も一緒にすり減っていく感覚でした。

ーー精神的にも、かなりギリギリの状態だったのですね。

そんなときに私を救ってくれたのが、周りの人たちの存在でした。加トちゃんも話を聞いてくれましたし、友達がお弁当を届けてくれたりして。もし彼らがいなかったら、心が折れていたと思います。 その経験を通して、「1人で抱え込まないこと」の大切さが身に沁みてわかりました。介護の授業でも「共倒れになるから、絶対に介護は1人でやろうとしないこと」と習うんですが、実際に経験して初めて、その意味が痛いほど分かりました。

つらいとき、苦しいときは、もっと周りに「助けて」と発信して良かったんだ、と今は思います。私自身、責任感が強くて1人で抱え込んでしまいがちでしたが、家族や周りの友人、公的な相談窓口に「頼る勇気」を持つことも、大切な介護のひとつなんだと気付きました。

資格がくれた「心の余裕」。ざわつく気持ちを整える方法

ーー加藤さんは、「介護食アドバイザー」や「生活習慣病予防アドバイザー」など、本当に数多くの資格を取得されていますよね。そうした「専門知識」を得たことは、ご自身のメンタル面での支えにもなりましたか?

はい、それはすごく大きいです。資格という専門知識の裏付けがあることで、自分に自信が持てるようになりました。

何か予期せぬことが起きても、「ああ、こういうことか」と、以前よりずっと冷静に、構えて受け止められるようになったと思います。

ーー知識が、心の余裕に繋がっているんでしょうか。

そうですね。昔は他人の目や評価ばかり気にしていましたが、学びを経て「自分はどう生きたいか」という「自分軸」がしっかりできたように感じています。 だから、SNSなどで色々言われても、今はもうあまり気にならなくなりました。「私はやるべきことをやっている」という自信があるから、堂々としていられるんだと思います。

ーー全5回にわたり、貴重なお話をありがとうございました。最後に、「これからどう生きたいか」教えてください。

やはり、「加トちゃんと1日でも長く、笑顔で過ごすこと」ですね。そのために、これからも好奇心を忘れずに学び続けたい。私が新しい知識を得ることで、そんな日が1日でも伸びたらうれしい。

困難な経験も、学びも、すべてが私を強く、そして優しくしてくれたと思っています。これからも私らしい介護のカタチを追求しながら、その経験を発信していけたらと思います。


数々の困難を越える中で、「1人で抱え込まないこと」や「学ぶことで気持ちが軽くなること」を実感してきたと話す綾菜さん。その姿勢は、無理をせず、自分のペースで前に進む大切さを教えてくれる。今回の記事が、自分なりの“支え方”や“向き合い方”を見つける手がかりになれば幸いである。

お話を伺ったのは……

加藤 綾菜さん
1988年広島県生まれ。23歳のとき、当時68歳だったタレントの加藤 茶さんと結婚。夫を支えるために、「ヘルパー2級」(現:「介護職員初任者研修」)や「ヘルパー1級」(現:「介護福祉士実務者研修相当」)、「介護食アドバイザー」、「介護予防運動指導員」など数々の資格を取得。現在は、ボランティアで介護を行うほか、講演や執筆活動などマルチに活躍する。Instagram:@katoayana0412, YouTube:加藤家の日常

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撮影=河野 優太
文=SUGARBOY

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