3分で完成!体の中から元気になれる“ハーブチンキ”をつくってみよう
インタビュー #日々の暮らしとメディカルハーブ この記事をあとで読む
【日々の暮らしとメディカルハーブ】
「仕事は楽しくあるべき」「私生活は充実すべき」「対人関係は円滑にすべき」……。個々に課せられる“こうあるべき”が択一化している現代社会。そんな日々に疲れたら、古くから人々が魅了されてきたメディカルハーブに頼ってみませんか。「メディカルハーブ検定」の資格を持つタレントの英玲奈さんとその魅力を深掘りします。
いま、注目を集める万能ハーブ、エキナセアを使ったハーブチンキのつくり方を、ハーブの世界を熟知する、特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会専務理事の金田 太朗さんに教えてもらいました。
この記事の連載
第1回【心身のゆらぎから守ってくれるハーブ】
第2回【暮らしに役立つハーブ】
第3回【メディカルハーブコーディネーターって?】
第4回【レシピ篇:花粉対策のハーブティー】
第5回【レシピ篇:ハーブを使ったマウスウォッシュ】
第6回【レシピ篇:体の中から元気に!ハーブチンキ】……今回はコチラ
第7回【レシピ篇:疲れ瞳を癒やす目元ハーブ湿布】……coming soon
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お話を伺ったのは……
“免疫力をととのえる”で話題のエキナセア入りチンキで感染症に対抗!
エキナセアの働きは?
“免疫力をととのえるハーブ”といわれるエキナセアは、新型コロナウイルスが流行した際に大きく注目されたので、ご存じの人もいるかもしれません。
エキナセアは免疫機能の調整に関する複数のエビデンスがあり、オーストラリアをはじめとする自然療法の先進国では、医療の現場でも確固たる地位を築いています。
風邪やインフルエンザなど、感染症の予防として長期的に活用することが可能です。
チンキは、ハーブをアルコール(ウォッカ、ホワイトリカーなど)に漬けてハーブの成分を抽出する方法。
アルコールに漬けることで、水には溶け出ない油溶性の成分もでる上、体内への吸収が速やかなアルコールがベースになっているため、ハーブ成分の効果も効率的に実感しやすいといわれています。
度数の高いアルコールを使っているので、一年程度の長期保存が可能。一度つくってしまえば、手間がかからずケアできるのもメリットです。
【年中無休で取り入れたい】活力をくれるチンキ
■材料
・ドライハーブ(エキナセア)5g
・ウォッカ(アルコール度数40度以上のもの)200ml
・ガラス製広口蓋つき瓶
■つくり方
(1) 煮沸消毒をした瓶にハーブを入れ、アルコールを注いで蓋をする。このときハーブが完全にアルコールに浸っていることが大切。
(2)一日1回瓶を振り、中身を混ぜ、2週間漬け込む。
(3)ガーゼ、コーヒーフィルターなどで濾して完成。
(4) チンキをコップ1杯の湯やハーブティーに数滴たらして飲用を。
■Tips!
光による劣化を防ぐため、保存の際には色付きの瓶を使うのがおススメ。
冷暗所に置いて1年間ほど保存できます。
アルコールなので、保存中は、誤って子どもが飲まないように注意しましょう。
フレッシュハーブを使う場合は注意が必要! エキナセアは、園芸店で多くの種類が取り扱われていますが、原種以外のものには、薬効があるか調べたデータはありません。
原種以外のものは、取り入れたところで作用しない可能性が高いともいわれていますので、購入するときは原種(Echinacea purpurea、Echinacea pallida、Echinacea angustifoliaのいずれか)であることの確認を。
飲むだけじゃない! 消毒や湿布……“外用使い”もできるチンキ
また、アルコール配合なので、消毒としても活用できます。ハンドリフレッシュナーとして使い、香りを感じるだけでも免疫力アップをサポートすることができるんです。
インフルエンザやさまざまなウイルスなど、目に見えない脅威と隣り合わせの世の中で、エキナセアのチンキは、わたしたちの身体を守る心強いパートナーになってくれるでしょう。
免疫力のダウンに繋がるストレスが多い毎日を過ごす人が、予防策としても手に取って損はありません。エキナセアと寄り添う生活が健やかな未来を守るカギに!
この記事の連載
第1回【心身のゆらぎから守ってくれるハーブ】
第2回【暮らしに役立つハーブ】
第3回【メディカルハーブコーディネーターって?】
第4回【レシピ篇:花粉対策のハーブティー】
第5回【レシピ篇:ハーブを使ったマウスウォッシュ】
第6回【レシピ篇:体の中から元気に!ハーブチンキ】……今回はコチラ
第7回【レシピ篇:疲れ瞳を癒やす目元ハーブ湿布】……coming soon
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英玲奈が語るメディカルハーブの魅力
◆ビオセボンの「量り売りコーナー」は“ブレインフード”のパラダイス。勉強力UP食材を少量からお試し!
◆一日一食“断食”と禅修行でデトックス。龍雲寺 禅堂
◆ボディメイクのド定番、鶏むね肉も脳疲労予防に◎
◆足元家電で脳の活動を高め、勉強効率もアップ
撮影=伊達 直人
文=金子 優子