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小学校低学年のお子さんに。資格ソムリエが厳選した、おススメの資格3選

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小学校低学年のお子さんに。資格ソムリエが厳選した、おススメの資格3選

「資格・検定」というと大人のイメージが強いかもしれませんが、実は子どもの学びを進めるときにもおススメ。

特に小学校低学年は、好奇心がぐんぐん育つ絶好のタイミング。「もっと知りたい!」「できた!」というワクワクする気持ちの延長線上に、資格・検定というチャレンジは意外と相性が◎。合格すれば自信に繋がり、まるでゲームのステージをクリアしていくような達成感も味わえます。

そこで今回は、資格ソムリエの林先生が厳選!  楽しみながら自然と語彙力が身につく、おススメの資格・検定をご紹介します。

実は国語力を伸ばす隠れた名検定!「日本語検定(語検)」

【おススメの級】4~5級

日本語検定(語検)」は、その名の通り日本語の総合力を伸ばせる検定 。名称だけ聞くと「外国人向けの試験かな?」と思われるかもしれませんが、公式には「日本語を使うすべての人のための検定」とされています 。

ここがおススメ!

①日本語の総合力が身につく 
出題範囲は漢字やことわざをはじめ、敬語や文法・語彙など6分野からバランス良く出題されます 。言葉を上手に操るうえでは、個別の要素だけでなく総合力が問われるため、幅広い視点から子どもの日本語の力を学習できるのがスゴイところ。まさに「日本語の総合的な能力を測る検定試験」そのものです 。

②良質な問題と学習環境
筆者は2級まで持っているのですが、単なる暗記ではなく「なるほど!」と頭を使う良問が多いので、勉強していて面白いんです。公式のテキストも充実しているので、自宅で気軽にスタートできるのもうれしいポイント。検定の対策としてだけでなく、楽しみながら国語の力を底上げするのにピッタリですよ。

漢字学習の王道といえば「日本漢字能力検定 (漢検)」

【おススメの級】6~8級

漢字を集中的に学べる検定として有名な「日本漢字能力検定 (漢検)」 。小学校1年生で習う漢字が対象の10級から、高校生までに学ぶ常用漢字すべてが対象の2級、さらにそれ以上の1級まで、12段階もの級設定があるのが特徴です 。

ここがおススメ!

①「書く力」と「判断する力」を養う 
デジタル化が進む現代では、漢字は書けなくてもスマホやPCで変換が可能。ただ、変換された漢字が正しいのかどうかを判断できる能力は、いつになっても大事なものです。漢検では漢字の読み書き問題に加え、熟語の構成・意味・誤字訂正・部首・筆順など、漢字といえども学ぶことが幅広いのも良いところ。早くから漢字に親しむことで、漢字が得意になるかも。

②多彩な受験スタイル 
試験は紙で行う集合形式だけでなく、タブレットを使えば自宅でオンライン受験も可能になっており、形式が非常に多彩。もちろん、タブレットでも読み書きともに出題されるので、試験形式にかかわらずしっかりと受験対策する必要があります。

言葉の深さを知るなら「ことわざ検定(こと検)」

【おススメの級】8~10級

ことわざ検定(こと検)」は、日本の伝統的な言語文化である「ことわざ」「慣用句」「四字熟語」を学ぶ検定。1級から10級まであり、小学校低学年のお子さんには、8~10級からの受検が◎。

ここがおススメ!

①奥が深くて面白い
 一見簡単そうですが、実は奥が深いのが「こと検」。言葉に詳しいはずの筆者でも、「受検の目安:一般」とされる3級であっさり不合格になった経験がある程、やりごたえのある検定です。オンラインで受験できる点も◎。 大人にとっても学びの多い内容となっているので、親子でトライしてみては?

②読解や日常会話の助けになる 
「ことわざ」や「慣用句」は、中学受験の国語でもよく出る大事な分野。この検定なら、楽しみながら自然と受験に役立つ知識が身につくのもおススメポイントです。 もちろん受験に関係なく、本を読んでいるときや、大人の会話を聞いているときなどに「あ、この言葉知ってる!」という瞬間が増えるので、お子さんの世界がぐっと広がりますよ。


【もっと知りたい人はコチラ】
子どもにおススメの資格「難易度×適年齢」MAP

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