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目元が重い…眼精疲労は”ハーブ湿布”で癒やす

インタビュー #日々の暮らしとメディカルハーブ

目元が重い…眼精疲労は”ハーブ湿布”で癒やす

【日々の暮らしとメディカルハーブ】
「仕事は楽しくあるべき」「私生活は充実すべき」「対人関係は円滑にすべき」……。個々に課せられる“こうあるべき”が択一化している現代社会。そんな日々に疲れたら、古くから人々が魅了されてきたメディカルハーブに頼ってみませんか。「メディカルハーブ検定」の資格を持つタレントの英玲奈さんとその魅力を深掘りします。

勉強で疲れた瞳をいやすのは目薬だけにあらず。

ハーブを使ったナチュラルな目元用湿布なら、眼精疲労をケアしながら、心のリラックス、目元の肌を落ち着かせる役割まで担ってくれます。

つくり方&魅力を特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会専務理事の金田 太朗さんに教えてもらいました。

お話を伺ったのは……

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会専務理事
金田 太朗(かなだ たろう)さん

東京農業大学農学部農学科卒。大学在学中にハーブの輸入・販売業を始める。植物を「分類」「形態」「生理生態」「ハーブの有効成分と分泌構造」の4つの項目に分け、詳しく学ぶことができる植物学講座の講師としても活躍。

心の“コリ”までほぐす目元用ハーブ湿布

おススメのハーブ

・ラベンダー
・ジャーマンカモミール

使用するのは、よく知られている2つのハーブ。ラベンダーには、神経を穏やかにして筋肉のコリをやわらげるような作用が。

パソコン作業や長時間のスマホ使用などによって“オンモード”になった交感神経を落ち着かせ、疲弊した目まわりの筋肉を緩める“両方からのアプローチ”で眼精疲労を緩和します。

また、ジャーマンカモミールの成分が持つ消炎作用が目の充血をケアしてくれるのです。

ハーブ湿布で休憩すれば集中力もアップ!

今回ご紹介するのは、ハーブが持つ成分が溶け出した湯をガーゼに含ませて、目元に当てるナチュラルな湿布。

温湿布をもちいることで目まわりの血行を促進し、緊張をやわらげるため、目の疲れには冷湿布よりも適しているといわれています。

【香りも抜群】ナチュラルハーブ湿布

■材料

・ドライハーブ(ラベンダー・ジャーマンカモミール)あわせて10g
・お湯 500㏄
・ガーゼ
・ボウル(または、耐熱容器)

■つくり方

(1) ボウル(または、耐熱容器)にハーブを入れ、熱湯を注ぎ、10分程度待つ。

「ハーブの良い香りに気持ちもほぐれていきます」と英玲奈さん。画像1/2枚⇒画像2/2枚

(2)(1)が適温になったらガーゼを浸し、液だれしない程度に軽く絞ってから目元にのせる。

充血が気になるときや暑い時期には、抽出液を冷やして冷感パックにしてもOK。

※目元は皮膚が薄く敏感なので、刺激を感じるなど異変があればすぐに中止して洗い流してください。

■Tips!

眼精疲労にはハイビスカス、ドライアイにはカレンデュラ、あらゆる目のトラブル対策をまかせるならアイブライトなど、目に良いハーブは数多くあります。

ご自身で調べて、別のハーブを使ったシップを試してみるのも良いでしょう。

毎日酷使する目は、ハーブ湿布でこまめに安らぎを与えられると理想的。

毎回つくる手間を省くためには、ハーブをブレンドしたものをあらかじめ作り置きしておくのも手。


これは継続するために私が取り入れている方法です。

ニキビや肌あれが気になるときの顔用シートマスクにも◎

ラベンダーとジャーマンカモミールを使った湿布は、消炎&抗菌作用があるため、ニキビなど肌トラブルが気になるときには、顔に貼りスキンケアとしても使用できます。

ジャーマンカモミールは、イライラした気持ちを落ち着かせてくれる作用もあるので、ストレス由来の肌あれのときにはメンタル面のフォローにもひと役かってくれるでしょう。


目が疲れると、つい目薬に頼りがちですが、市販の目薬の使用を多くの眼科医がすすめていないという実情も気になるところです。

その点、自然のチカラでアプローチできるハーブアイマスクは、安心感があります。

有機栽培のドライハーブは、簡単に購入できるので、眼精疲労や充血に悩まされているなら、ハーブ湿布にトライしてみませんか?

撮影=伊達 直人
文=金子 優子

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