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体内の潤い不足はトマトで解決!汗だくの毎日に【まなびのキッチンから #04】

勉強効率を上げる方法 #まなびのキッチンから

体内の潤い不足はトマトで解決!汗だくの毎日に【まなびのキッチンから #04】

連載【まなびのキッチンから】
勉強に励むために、何よりも欠かせないのが健康な心と身体。体調に関する悩みを解消する食材や、脳に効くレシピを国際中医薬膳師で料理家のさとう あいさんのキッチンからお届け。

連日の猛暑で汗だく……。そんなとき、気付かないうちに体内は乾燥し、潤い不足に。今回は夏野菜の代表「トマト」を使った夏の”隠れ乾燥”対策レシピを2つご紹介します。

お話を伺ったのは……

さとう あいさん
宮城県仙台市在住の料理家。
フードコーディネーターや学校講師などを通して飲食業界に携わること20年以上。現在は、フードコンサルティング事業を行う傍ら、レシピライターとしても活動中。また、国際中医薬膳師として、アレルギー体質などの不調に悩む子ども達へ、美味しく食べて健康になれる薬膳料理「こども薬膳」を広める活動も行う。2024年秋頃、書籍出版予定。公式HP:https://motto-cooking.com

 

夏の”隠れ乾燥”にはトマトが効く!

高温多湿の日本の夏。「ジメジメしているし、汗をかいているから乾燥とは無縁」と考える方は多いはず。

しかし、実は汗をかきすぎると身体の内側が乾燥してしまうのをご存じですか?

体内が乾燥すると、手足がほてる、寝汗をかく、熟睡できない、のぼせる、イライラするなどの症状が。これらは身体の中の潤いが足りないサインです。

そんな乾燥の症状に効果があるのが、夏野菜の代表格である「トマト」。

トマトは身体にこもった熱を冷まして潤いを与え、喉の渇きも癒してくれます。

ついつい冷たい食べ物・飲み物をとりがちですが、それでは内臓の疲れや夏バテに一直線。この夏はぜひ、食材の力で暑さを取り除いてみましょう。

 

【すぐできレシピ1】トマトのサワードリンク

トマトとりんご酢の清涼感で、氷を入れなくても体にこもった熱を冷ましてくれるドリンクです。

また、ハチミツの甘味とりんご酢の酸味の組み合わせは、汗で失った潤いを補ってくれるため、潤いの相乗効果をもたらします。

汗をかいたときには、飲み物だけで水分補給するのではなく、潤いを補う食材を上手に使うことで、夏の暑さに負けない身体に。

ただ、トマトは体を冷ます効果が高いため、むくみがあるときや、体が冷えているとき、お腹がゆるいときは控えるようにしましょう。

材料(2人前)

・ミニトマト 200g
・ハチミツ 大さじ1
・りんご酢 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・炭酸水 お好み

作り方

1 ミニトマトを半分に切ります。画像1/4⇒2 ボウルにミニトマト、りんご酢、ハチミツ、塩を入れてよく混ぜた後、冷蔵庫で数時間冷やし、味をなじませます。画像2/4⇒3 コップに2を入れ、水や炭酸水で割ったら……画像3/4⇒4 完成です!画像4/4

 

【すぐできレシピ2】いわしのトマト煮

バジルの香りで、食欲が落ちやすい夏にもおいしく食べられる。

2つ目に紹介するのは、メインのおかずにも、プラス一品の副菜にもなるイタリアンなレシピ。
トマト缶と合わせるのは、気持ちを落ち着かせ、睡眠の質を上げる効果があるイワシの水煮缶です。

煮込むだけなので、長時間キッチンに立ち続ける必要がなく、夏でも手軽に作ることができます。

また、イワシには脳を活性化する働きもあるため、勉強のサポートをしてくれます。

材料(2人前)

・いわし水煮 1缶 
・トマト缶 1缶
・バジル 3枝
・塩胡椒 適量 

作り方

1 いわしの水煮とトマトを鍋に入れて煮込みます。画像1/4⇒2 トマトの酸味がなくなってきたら、塩胡椒で味を調整。画像2/4⇒3 バジルを散らして……画像3/4⇒4 完成です!画像4/4

乾燥というと、秋冬の困りごとのイメージですが、実は夏も乾燥しやすい季節。

身体の乾燥は、夜の不眠や疲労につながりやすく、夏バテを招く原因に。良質な睡眠は、疲労回復のための大事なポイントです。

今回ご紹介したトマトレシピは、身体の潤いをアップし、暑さに負けない身体づくりに一役かってくれます。

トマトで夏バテを予防をし、暑い夏でも勉強への集中力をアップさせましょう。

文・写真=さとう あい

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