日本の資格・検定

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ヒット予想番付2022~横綱はどの資格?日本の資格・検定~

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ヒット予想番付2022~横綱はどの資格?日本の資格・検定~

2022年に注目されそうな資格・検定や、ニーズ拡大が期待される資格・検定を、資格スクール大手2社「LEC東京リーガルマインド」と「資格の学校TAC」が大予想!番付ランキングとして発表する恒例企画です。

2021年も引き続きコロナ禍の1年となりましたが、一時期、試験の中止が相次いでいた資格・検定の世界では、感染対策に取り組みながら試験が実施され始めたり、CBT・IBTなど新しい試験方式が導入されたりとwithコロナが浸透している段階にあります。

社会全体でも少しずつ以前の日常を取り戻しつつある今は、勉強と気分転換のバランスをうまく取って勉強できるチャンスかもしれません。

このヒット予想番付を参考に、ぜひ次に取得したい資格・検定を探してみてください。

日本の資格・検定 ヒット予想番付2021

LEC東京リーガルマインド 資格の学校TAC
公務員 横綱 日商簿記検定
行政書士 大関 中小企業診断士
社会保険労務士(社労士) 張出大関 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験
経営心理士 関脇 ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)
宅地建物取引士(宅建士) 小結 公認会計士
公認心理師 前頭 社会保険労務士(社労士)
ITパスポート(iパス) 電気主任技術者(電験)
賃貸不動産経営管理士 宅地建物取引士(宅建士)
消費生活アドバイザー 企業経営アドバイザー
キャリアコンサルタント試験 建築士

横 綱

  • 公務員

    安定性が魅力の公務員。公務員を目指したいという方はコロナ禍で増加しています。公務員というと、国家公務員や地方公務員をイメージされがちですが、行政職、国税専門官などの専門職、理系公務員、心理・福祉系公務員なども含まれ、ご自身の強みを活かしたキャリアを目指すことも可能です。

  • 日商簿記検定

    ビジネスパーソンにとって必須といえる会計知識。その基本となる簿記の中でも、日商簿記検定は高い知名度と、学習レベルに応じ初級、3級、2級、1級のステップを選べることから、非常に高い人気を誇っています。特に3級、2級については、ペーパー試験に加えCBTでの受験が可能になったことで、受験規模がさらに拡大しつつあります。

大 関

  • 行政書士

    行政書士は幅広い法律の知識を持ち、市民と行政をつなぐ「身近な街の法律家」。多くの人たちの権利や財産を守る、やりがいのある仕事です。独立・開業はもちろん、企業への就職・転職にも有利になります。さらに、法律科目が出題される司法書士など、他の国家試験の登竜門として目指す方も多く、毎年安定して人気のある資格です。

  • 中小企業診断士

    経営コンサルタントでは唯一の国家資格です。経営戦略や組織・人事、マーケティング、財務会計、生産管理、IT、法務など幅広い知識を習得できることから日本版MBAとも呼ばれます。経営にかかわる知識を横断的に身に付けることができるため、キャリアアップや転職・就職、独立開業といった各シーンで非常に大きな強みとなります。

張出大関

  • 社会保険労務士(社労士)

    働き方改革の担い手としてますますの活躍が期待される社労士。企業や組織で働く人々の雇用・労働の条件、雇用保険などについて指導・相談を行う「労働のスペシャリスト」であり、DXやリモートワーク化などの重要課題にも取り組みます。合格後は独立開業で事務所を構える方や、企業内社労士となる方、また事務所・行政機関で勤務する方など多岐に渡ります。

  • 情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

    IT系唯一の国家試験です。求められるスキルに応じて12種類の情報処理技術者試験と情報処理安全確保支援士試験の計13種類の試験が実施されており、多くの方が受験しています。企業におけるDX推進の場面でも、ITリテラシー向上のためITパスポートや基本情報技術者試験が活用されたり、実際の推進役を担うための知識として、プロジェクトマネージャ試験やデータベーススペシャリスト試験が活用されています。

関 脇

  • 経営心理士

    AI時代に勝ち残る士業となるために「経営参謀としての知識とスキル」を身に付ける資格が経営心理士です。メディアにも注目され、超人気急上昇中。人の心・感情の性質に基づいて、人を育てる力や営業・マーケティング力、組織を成長・拡大させる力を学ぶことができ、経営や人材育成の指導・コンサルティングにも活かせます。

  • ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)

    お金に関する6つの分野の知識を使い、個人の資産運用の設計やライフプランニングを行う専門家であるFPは、コロナ禍で家計を振り返るシーンが増えたことからも注目されています。マネーリテラシーを高め、節約や投資に加え、住宅などの不動産所得から老後対策、相続対策まで、幅広い場面で活用できる知識が得られるため高い人気があります。

小 結

  • 宅地建物取引士(宅建士)

    例年20万人以上の方が受験する程、抜群の人気を誇る国家資格です。「不動産取引に関するプロフェッショナル」となれるため、不動産業界はもちろん、不動産業界以外でも大きな武器となる資格といえるでしょう。時代が移り変わっても不動産取引が無くなることはなく、withコロナ・afterコロナを踏まえた新たな不動産市場も活発化しており、宅建士の需要は拡大し続けています。

  • 公認会計士

    会計監査のプロフェッショナル、それが公認会計士です。独占業務である財務諸表監査をはじめ、財務・経理、株式公開支援、会計コンサルティングなど業務は多岐にわたります。難易度が高い資格ではありますが、近年の合格率は安定しており、なにより社会的地位が高いこと、また将来性・安定性が抜群であることから人気が高まっています。

前 頭

  • 公認心理師

    公認心理師は、「医療・教育・産業・福祉・司法」といったさまざまな領域で活躍できる、心理学にかかわる国家資格です。デジタル化が推進される社会であるからこそ、「人の心」を扱う資格のニーズが高まっています。開業して自分のオフィスを開くこともできる点で看護師、作業療法士などと異なる特徴を有しています。

  • 社会保険労務士(社労士)

    コロナ禍という大きな波を受け、新しい働き方への動きは一気に加速しました。その中で、人事や労務管理、社会保険のエキスパートとして、労働環境や雇用形態の多様化などに応じた的確な人材活用を支援する社会保険労務士の果たすべき役割は、更に大きくなっています。独立開業という選択肢があることからも人気が高い資格です。

  • ITパスポート(iパス)

    コロナ禍の影響も後押しし、急速にビジネスのIT化が進む昨今。すべての社会人にとって必須のスキルを身に付けるための資格がITパスポートです。AI、IoT、DX、ビッグデータ・・・最新のIT技術が次々と現れる中で、今日の経済情勢と企業経営は、こうした技術を取り入れながら変化し続けています。国家資格のITパスポートでは、IT技術の基礎知識を幅広く学ぶことができます。

  • 電気主任技術者(電験)

    今、電気保安業界は深刻な人材不足にあり、国も対策に乗り出す状況にあります。そのような中、電気設備の保安監督という独占業務を持つ電気主任技術者は引く手あまたの存在だといえます。難易度は高いものの、文系出身の方も多く受験しており、また2022年から試験制度が変更され、試験が年2回の実施となり、受験チャンスが大幅に拡大することからも、まさに注目の資格だといえます。

  • 賃貸不動産経営管理士

    2021年6月より国家資格となり、受験者数も大幅に上昇している不動産業界注目の資格です。賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理・維持に必要な知識、実務能力、倫理観を備えた専門家として、宅建士の資格を取得した次のステップとしても人気があります。

  • 宅地建物取引士(宅建士)

    不動産の売買や賃貸物件のあっせんの際、お客様に重要説明を行うという独占業務を持つ、不動産取引の専門家の資格です。宅建業者の事務所には一定数の宅建士の設置義務が法律で定められており、安定したニーズがあることから毎年20万人以上が受験する、最大規模の国家資格です。

  • 消費生活アドバイザー

    消費生活アドバイザーは、消費者と企業・行政の架け橋として、消費者からの提案・提言を企業経営や行政に効果的に反映させることを主な役割とします。身近な業務例では、消費者の苦情相談や意見を受け、企業に対して迅速かつ適切なアドバイスが実施を行うなど、幅広い業界・業種での活躍が期待されます。

  • 企業経営アドバイザー

    政府が進める「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」で取り上げられているように、中小企業などの足腰強化と事業環境整備のためには、伴走支援する存在が必要となります。まさにそれにマッチした存在が企業経営アドバイザーであり、経営者の伴走者として地域企業の元気を支える総合診療医の役割を果たすことで、活躍の場を広げています。

  • キャリアコンサルタント試験

    2016年4月に国家資格化されたキャリアコンサルタント試験は人気が急上昇中です。働き方が多様化する中、働く人一人ひとりが「自分らしい」キャリア形成ができるようにサポートする役割を持ち、行政や教育現場、企業、個人などから広くニーズが高まっているといえるでしょう。

  • 建築士

    建築士は個人や企業の依頼を受け、建築物の設計や工事監理をすることができる国家資格です。一級、二級、木造の3種があり、その業務範囲は建築物の規模などによって異なります。設計事務所を開業し独立する方、ゼネコンやハウスメーカーの設計部門に勤務する方など、活躍フィールドは多岐に渡り、受験者も増加しています。

総 括

  • LEC東京リーガルマインド

    コロナ禍やIT・科学技術の発展などを背景として、ここ最近VUCA(ブーカ)という言葉がよく聞かれるようになりました。

    VUCAとは、「Volatility(変動制)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性」)の頭文字を取った造語で、「社会が激しく変化し、未来の予測が効かないこと」という意味ですが、まさにその通りで社会はめまぐるしく変わり、ますます先が見通せない状態になっています。

    特に士業の業界では、人生100年時代の到来やAIの発達といった課題に直面し、人生観・仕事観に対してより柔軟な考え方や対応が求められるようになるのではないかと考えられます。

    皆さんも新年を機に、転ばぬ先の杖として資格・検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

    LEC執行役員 唐沢隆弘

  • 資格の学校TAC

    この番付は2021年1月~11月の資格の学校TACへの資料請求件数と、のべ受講者数をもとに、試験制度や難易度、時勢などを踏まえ、TAC番付編成委員会が独自に編成したものです。

    2021年も引き続き、新型コロナウイルスが猛威を振るいました。しかしそんな中でも人々の学びへの意欲が高まったこと、また試験のCBT化をはじめとして感染に対するさまざまな安全確保が図られたことで、多くの資格・検定試験で受験者数の増加が見られました。

    2022年もwithコロナの生活となるのでしょうが、新しい働き方が更に広まり、幅広い分野でDXが進展する中で、私たちの仕事や暮らしは明るい方向へと変わっていくことでしょう。そんな社会において、皆さんがそれぞれ希望の資格を手に活躍されることを心から願っています。

    TAC番付編成委員会


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