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3歳から飲める花粉症対策ハーブティー。つらいアレルギーには継続ケアが大切!

インタビュー

3歳から飲める花粉症対策ハーブティー。つらいアレルギーには継続ケアが大切!

【日々の暮らしとメディカルハーブ】
「仕事は楽しくあるべき」「私生活は充実すべき」「対人関係は円滑にすべき」……。個々に課せられる“こうあるべき”が択一化している現代社会。そんな日々に疲れたら、古くから人々が魅了されてきたメディカルハーブに頼ってみませんか。「メディカルハーブ検定」の資格を持つタレントの英玲奈さんとその魅力を深掘りします。

日々の健康管理や勉強効率アップ、試験前の体調管理にも役立つのがハーブ。タレントの英玲奈さんも、生活にハーブを取り入れることで、薬に頼る機会が減ったそう。

実は、多くの人が悩む花粉症にもハーブがうってつけだとか。

飲むだけで花粉症ケア力を堪能できるハーブティーのレシピ、そして淹れ方のコツを、その世界を熟知する、特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会専務理事の金田 太朗さんに教えてもらいました。

この記事の連載
第1回【心身のゆらぎから守ってくれるハーブ
第2回【暮らしに役立つハーブ
第3回【メディカルハーブコーディネーターって?
第4回【レシピ篇:花粉対策のハーブティー】……今回はコチラ
第5回【レシピ篇:ハーブを使ったマウスウォッシュ】……coming soon
第6回【レシピ篇:体の中から元気に!ハーブチンキ】……coming soon
第7回【レシピ篇:疲れ瞳を癒やす目元ハーブ湿布】……coming soon
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お話を伺ったのは……

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会専務理事
金田 太朗(かなだ たろう)さん

東京農業大学農学部農学科卒。大学在学中にハーブの輸入・販売業を始める。植物を「分類」「形態」「生理生態」「ハーブの有効成分と分泌構造」の4つの項目に分け、詳しく学ぶことができる植物学講座の講師としても活躍。


ハーブティーが心身に働きかける理由

今回のレシピに期待できるのは「消炎作用」。

ハーブにお湯を加えると、ハーブに含まれる水溶性の成分が溶け出し、それを飲むことで有効な成分を体に吸収することができます。

ハーブティーの香りは鼻から脳に届くため、アロマテラピー(植物から抽出した精油を使って、心身のトラブルを穏やかに回復する芳香療法)と同じ効果が期待できるんです。

リラックスやリフレッシュ、自律神経の調整など、乱れた心のバランスをととのえることもハーブティーの“得意分野”といえるでしょう。

アレルギーや鼻づまりケアとしても活躍!

右上から時計回りに:エルダーフラワー、ペパーミント、ジャーマンカモミール、3つをブレンドしたもの。

花粉症対策には3種のハーブ

・エルダーフラワー
・ペパーミント
・ジャーマンカモミール

それぞれのはたらきは?

エルダーフラワーが持つ抗アレルギー作用が鼻粘膜の炎症や目の充血をやわらげます。

ペパーミントのメントールには鼻づまりをスッキリさせて比較的すばやく頭痛をやわらげるはたらきが。

ジャーマンカモミールは、消炎作用を持つハーブの代表格。花粉症をはじめとするアレルギー症状の緩和に働きかけてくれますよ。

鼻づまりやムズムズ感などが気になったらぜひ飲んでみてください。スッキリとした実感が得られるでしょう。

【花粉症対策に】甘みと香りが心地よいハーブティー

■材料

・エルダーフラワー、ペパーミント、ジャーマンカモミールをミックスしたハーブ 3g
※ティースプーン山盛り1杯ほど
・熱湯 200㏄
・蓋ができるティーポット

■淹れ方

(1)ティーポットとカップをあらかじめお湯(レシピ分量外)で温めておく。

(2)ティーポットにハーブを入れ、勢いよく熱湯を注ぐ。事前にハーブをすりつぶしておくと効率よく抽出できる。

(3)蓋をしたら3分間待つ。成分や香りを揮発させないほうが効果はアップするため、かならずポットには蓋をする。

(4)ポットを水平のまま、軽く回し、茶こしを使ってカップに注ぎ入れる。

ほんのり甘い香りが漂う。

「香りを嗅ぐだけでもスッキリします」と英玲奈さん。

■Tips!

ハーブの配合率は、ペパーミントを多めにするとすっきりとした風味に、カモミールやエルダーフラワーを多めにすると甘めの風味に仕上がります。

氷を入れてアイスにする場合には、ポットに入れるお湯を減らすか、ハーブの量を増やし、ティーの濃度を二倍にすればOK。

ティーに溶けだした有用な成分は、6時間程度で排出されるため、1日に3~4回飲むのが理想的です。

花粉症をやわらげるには、体質改善に時間を要するので、日々の習慣として取り入れるのがおススメ。

ハーブティーに使うなら、フレッシュハーブ? ドライハーブ?

フレッシュハーブは、みずみずしい香りや色を楽しむことができます。ポットに入れるときにはちぎる、カットするなどして細かくしましょう。

ドライハーブは、日持ちしますし、保存も簡単なので、季節問わず、気軽に取り入れることができますよ。

ライフスタイルに合った方を選択しても良し、その日の気分で、フレッシュとドライを選ぶのも楽しみ方のひとつです。


花粉症に苦しみ、勉強も仕事もままならない……というなら、打開策のひとつとしてハーブティーを取り入れてみてはいかがでしょう? 

年齢を問わず役立つ自然療法なので、お子さんの受験やテスト勉強の“お供”として活用しても。

いつものお茶をこのハーブティーにシフトするだけで、スッキリと爽快な毎日が待っているかもしれません。

この記事の連載
第1回【心身のゆらぎから守ってくれるハーブ
第2回【暮らしに役立つハーブ
第3回【メディカルハーブコーディネーターって?
第4回【レシピ篇:花粉対策のハーブティー】……今回はコチラ
第5回【レシピ篇:ハーブを使ったマウスウォッシュ】……coming soon
第6回【レシピ篇:体の中から元気に!ハーブチンキ】……coming soon
第7回【レシピ篇:疲れ瞳を癒やす目元ハーブ湿布】……coming soon
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撮影=伊達 直人
文=金子 優子

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