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中学受験にも繋がる⁉資格ソムリエ厳選!小学校低学年から取り組みたい資格5選

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中学受験にも繋がる⁉資格ソムリエ厳選!小学校低学年から取り組みたい資格5選

冬といえば、受験の季節。とくに1~2月は中学受験の話題がニュースで取り上げられることも増えるからか、「中学受験どうしよう?」「塾にはいつから通う……?」と、お子さんの進路について考え始めるご家庭が増える時期です。

とはいえ小学校低学年~中学年は、受験勉強に一直線で走るよりも、「基礎を固めながら、学ぶ習慣を作る」ことが重要で、それこそが高学年までに効いてくるのも事実。

そこで今回は、600以上の取得経験を持つ資格ソムリエの私が、小学校低学年から目指せる資格をピックアップしました。中学受験の土台にもなり、日々の学びを見える化できるおススメの資格をご紹介します。

まだ受験をするか迷っているというご家庭でも、「勉強の素地作り」に役立つはず。ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人

資格ソムリエ・林 雄次さん
大手企業にてITエンジニア職を経験後、IT活用&DX推進に注力する新世代の社労士・行政書士として独立。企業の働き方改革や業務改善、IT導入などを支援する「デジタル士業」として活躍。また、その他の士業を含む600以上(記事公開時点)の資格を持ち、「資格ソムリエ」としてさまざまなメディアに出演中。

1. はじめての検定に最適!「算数検定」11級~

小学校低学年のお子さんにおススメなのが「算数検定(実用数学技能検定)」です。この検定の最大の魅力は、学年ごとに細かく級が設定されており、お子さんの習熟度に合わせてステップアップしながらチャレンジできること。

小学1年生であれば、11級からのスタートがおススメ。全部で20問、40分の試験となっており、合格基準は70%程度。テスト慣れしていない低学年のお子さんがチャレンジするには、ピッタリの資格です。

中学受験に役立つ理由はココ!

中学受験算数の“解法テクニック”以前に必要な、計算の正確さ、数量感覚、問題文を最後まで読んで条件を整理する力を、短時間で集中して鍛えられるのが「算数検定」。特に低学年のうちに「ミスを減らす」「途中式や考え方を整える」ような感覚を身につけておくことで、学年が上がり文章題が長くなってきたときに効いてきますよ。

はやし先生のリアル分析

算数は“積み上げ科目”。11級から級をステップアップさせていく過程で、つまずきやすいポイントが発見できます。苦手分野に早めに対応することができれば、受験勉強のスタートを一段ラクにすることができるでしょう。級の設定が細かいので、コツコツ1つずつステップアップして達成感を味わうことができるのも良いですね。

2. 全科目の土台を作る「日本語検定」7級~

日本語の総合力を測る「日本語検定」。7級は、小学2年生修了程度が難易度の目安となります。試験時間は50分で、合格基準は70%程度。漢字や語彙だけでなく、文法、敬語、言葉の使い分けといった日本語の幅広い領域をバランス良く扱い、単なる漢字テストではないのがポイント。

中学受験に役立つ理由はココ!

中学受験は国語だけでなく算数、理科、社会でも「文章を正確に読む力」で差がつきます。語彙が増えることで問題文の理解が速くなり、文法や表記の感覚が整えば記述の減点が減る。さらに敬語や言葉の使い分けができることで面接や作文がある学校でも強みになるでしょう。

はやし先生のリアル分析

国語が苦手という子ほど、いきなり長文読解に取り組んだり、本を読ませたりするよりも、「日本語検定」を活用して“日本語の基礎体力”を整えるのが近道になったりします。上位の級は大人でも難しい内容となっているので、親子で楽しみながら取り組むことで、切磋琢磨できておススメです。

3. 科学的な思考の型を学ぶ「理科検定」8級~

実用理科技能検定(理科検定)」8級は、理科の4分野である物理・化学・生物・地学を総合的に扱う検定です。4分野というと難しく感じられる人もいるかもしれませんが、小学生におススメの8~6級は、物理は電気や光、化学は水溶液、生物は昆虫や植物、地学は天気や星といった内容です。

8級の目安は小学4年生レベル。試験は15問・45分で、合格基準は70%程度とされています。まずは8級からの挑戦を!

中学受験に役立つ理由はココ!

中学受験理科で求められる用語や暗記だけでなく、観察結果から考える、理由を説明する、といった科学的な考え方の型を「理科検定」の勉強を通して培うことができるのが最大のおススメポイント。小学校4年生からは、ちょうど学校の理科の学習がそれまでの暗記から「現象を言葉で説明する学習」に切り替わっていく時期。「理科検定」の学習で整理すると、受験学年までの学習をスムーズに進めるのに役立ちます。

はやし先生のリアル分析

理科は同じような内容を徐々に深く学んでいくスタイルのため、後から一気に巻き返すことも無理ではありませんが、早めに“好き”にしておくほうが良いのはいうまでもありません。8級はそのきっかけ作りにピッタリ。ネットで随時受験できる形式で、受験しやすいのも◎。

4. 「なぜ?」を考える習慣づけに「ニュース時事能力検定」

ニュース時事能力検定(N検)」は、新聞やテレビのニュースを題材に、今、社会で起きていることの仕組みや背景を理解しているかを測る検定。単なる知識の暗記ではなく、「現代社会の課題」に触れることができるので、ニュースを理解できるようになるにはピッタリです。親子で会話しながら進めることで、大人もニュースを楽しめるようになりますよ。

小学生におススメなのは、その入門級にあたる「5級」。小学校で学ぶ社会科の知識や理解を生かせるレベルとされており、試験は45問・50分、合格基準は70%が目安となっています。

中学受験に役立つ理由はココ!

近年の中学受験では、社会科などで時事問題が出題される頻度が高まっています。さらに、理科や国語でも「時事×背景知識」がある子は文章の理解が速く、記述にも具体性が出るので、記述問題も強くなれるのもメリット。

何よりも、ニュースを知り、その背景を知ることで、各科目や学習範囲がバラバラではなく一本の線でつながっていることが分かるので、勉強の本来の楽しさを感じることができるかも。「なぜそうなるの?」と考える習慣が育ちます。

はやし先生のリアル分析

勉強としての時事(社会や歴史的な背景を含む)はどうしても受験生には負担が大きくなりがち。だからこそニュースに慣れる目的で「N検」に挑戦してみては。世の中に対しての興味を持つことで、受験そのものに対してのモチベーションにもつながるはずです。

5. 理数センスも体調管理も!一石二鳥の「食生活と栄養検定」

「食生活と栄養検定」は、2025年4月1日から「家庭料理技能検定」から名称変更された検定です。

初級は食品を「赤・黄・緑」に分ける“三色食品群”の考え方や、正しい配膳、食事のマナーなど、小学校の家庭科や給食で触れる身近なテーマが中心なので、低学年のお子さんでもクイズ感覚で楽しく取り組めます。

中学受験に役立つ理由はココ!

「食生活と栄養検定」と聞くと、受験に関係ないのではと思った人もいるでしょう。でも、料理や栄養は「算数・理科」の実践の場。 レシピを見て分量をはかることは、g(グラム)やdL(デシリットル)といった単位や割合の感覚を養うのに最適。さらに栄養や消化の話は理科の「人体分野」そのものです。 

キッチンで手を動かしながら身につけた「実感」は、机上の暗記よりも強く記憶に残るはず。実はとっても役立つ検定だと私は思っています。

はやし先生のリアル分析

日々のリアルな食事と勉強が結びつく体験ができるので、「勉強って机の上だけじゃないんだ!」と気づくキッカケになりえる「食生活と栄養検定」。自宅で受験できるIBT方式があるのも、うれしいポイントです。


中学受験の勉強が本格化すると、偏差値や順位といった「数字」で評価されるシビアな場面が増えてしまうもの。そんな時「低学年のうちに積み重ねた成功体験」があることが心の支えになるかもしれません。

「自分はこれが得意なんだ」「頑張れば合格できるんだ」という自信が、お子さんのモチベーションの元になるのでは。 まずは親子で会話のきっかけにして、最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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