「寝ても疲れが取れない」のはなぜ?睡眠のプロ集団が手掛ける電気鍼体験レポ!
【ととのい体験記】
心身&脳がベストな状態であってこそ、勉強や仕事は上手くいく! お疲れ気味の編集部スタッフが、実際に”ととのい”の境地に導かれた神施術や体験をレポートします。
勉強や仕事でインプットした知識を定着させるカギは脳の休息。日々の学びをしっかり自分のものにするためにも、良質な睡眠という土台づくりは欠かせません。
しかし、勉強や仕事で頭をフル回転させていると、脳がオーバーヒート気味になってしまうことも。いざ眠ろうとしても心身のスイッチがオフになりにくく、「なかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」といった、睡眠の質が下がる悪循環に陥ってしまいがちです。
そこで今回は、「最近、ぐっすり寝た気がしない……」という悩みを抱える編集Fが、東京・八重洲にある「BRAIN SLEEP CONDITIONING STUDIO(ブレインスリープ コンディショニングスタジオ)」で、睡眠の質を上げることに特化した「リカバリー(鍼×ボディケア/90分)」を体験。
同スタジオを運営するブレインスリープは、『スタンフォード式 最高の睡眠』の著者である西野 精治氏が創業・最高研究顧問を務める、まさに睡眠のプロフェッショナル企業です。
ブレインスリープは、脳を冷やすという新発想で睡眠の質を高める機能性枕「ブレインスリープ ピロー」を手掛けたことでも有名。春雨のような独特の網目構造が特徴的。「ブレインスリープ ピロー」 33,000円/ブレインスリープ
翌朝の目覚めで気付かされた、良い睡眠とは? 驚きに満ちた体験をレポートします。
今回施術を受けたのは、今年4月27日にオープンした東京ミッドタウン八重洲店。その他、二子玉川、南青山、有楽町店があり、全4店舗を展開。
気絶するように寝落ちするのは、質の悪い睡眠のサイン?
リラックスできる落ち着いた空間に案内され、施術前のカウンセリングへ。
半個室の施術ルームが全5部屋。
スタジオに在籍する施術師は、全員が鍼灸師の国家資格保有者なのだそう。早速、頼れるプロに、「ベッドに入れば秒で寝落ちするものの、あっという間に朝が来たという感覚で、ぐっすり休めた気がしない」という悩みを相談してみました。
すると、「もしかすると、健康的な入眠ではなく、脳や身体が限界を迎えて、強制シャットダウンしている状態に近いかもしれません」と、思いがけない指摘が!
疲れが取れないことには悩んでいたものの、すぐに眠れること自体は良いことだと思い込んでいたため、この言葉に思わずハッとさせられました。
施術師いわく、人間は通常、ベッドに入ってから10〜15分程かけて徐々に「副交感神経(リラックスモード)」が優位になり、自然な眠りにつくのが理想なのだとか。
編集Fのように秒で寝てしまうのは、日中の「交感神経(興奮モード)」が優位なまま、いわば気絶するようにシャットダウンしている状態。これでは、残念ながら「しっかり寝た」という実感が持てない眠りになっている可能性が大! 質の良い睡眠をとるために大切なのは、副交感神経へとスイッチを切り替えてから入眠すること。寝入りの90分に深い眠りを得ることで、脳と身体がしっかりと回復していくのだとか。
「毎日ベッドで気絶していただけだったとは……」と、ショックでうなだれる編集F。
「大丈夫ですよ。ご自身でスイッチを切り替えるのが苦手な方にこそ、鍼灸の出番なんです」と、セラピストさんが救いの手を差し伸べてくれました。
かつてはバックパッカーだったという施術師自身も、当時時差ボケで急に眠れなくなった経験ががあるそうで、「現地で鍼灸を受けたら、嘘のようにぐっすり眠れるようになったんです。鍼や灸には、副交感神経のスイッチを入れてリラックス状態へ導く働きがあります。その実体験もあって、睡眠の悩みと鍼灸はとても相性が良いと確信しているんです」と話してくれました。
ズバリと見抜かれる身体の不調……
施術前に、身体の強張りや呼吸の深さを確認してもらいます。
すると施術師から、「デコルテが凝り固まっていて、呼吸が浅くなっていますね。息を吸う方は楽でも、上手く吐ききれなくなっていませんか?」とズバリ。
呼吸と自律神経には密接な関係があり、交感神経が優位な状態が続くと、どうしても呼吸が浅くなってしまうのだそうです。そのため今回の施術では、鍼灸に加えて首や背中へのマッサージもしてもらうことに。デコルテ周りや横隔膜の動きをスムーズにすることで、しっかりと深い呼吸ができる状態へと身体をととのえてもらうというワケです。
頭部への電気鍼は怖い? 痛い?
自分の不調の原因にすっかり納得したところで、いよいよ施術本番。ポカポカと温かいベッドへと身を委ねます。
いきなり頭に鍼を打つのかと思いきや、まずは足首に灸を据えるところからスタート。これは、身体の緊張を解きほぐし、リラックス状態へと促すためなのだとか。
心身がふっと緩んだタイミングで、いよいよメインとなる頭部へのアプローチへと移ります。PC作業漬けの編集Fは案の定、血行が悪く、頭皮がむくんでいる状態だと指摘を受けました。
頭皮に鍼を打つ最大の目的は、血行を促進し、自律神経のリズムをととのえること。そのため、自律神経の調整に効果的とされる頭頂部のツボ「百会(ひゃくえ)」周辺を中心に、状態に合わせて約4ミリほどの浅い層を狙っていくのだそう。
ここで重要になるのが、刺激をはっきりと感じさせないという点。強すぎる刺激を与えると逆に交感神経が優位になってしまうため、あえて負担の少ない軽めの匙加減で打つのがこちらのサロンならではの特徴です。
実際に、鍼独特のチクッとする感覚はかすかにあるものの、痛みはほぼゼロでした。
しかし、ここから鍼に微弱な電流を流す、パルス鍼を行うと聞き、内心「頭に電気を通すの!?」とビビりまくる編集F……。
ですが、いざ電気が流れると、「トントントントン……」と、ほんの少しリズミカルな刺激を感じる程度。怖いことは全くなく、むしろウトウトしてしまうほどの気持ち良さでした。
フェザータッチなマッサージで夢見心地に
電気鍼で頭の緊張を解きほぐしたあとは、首や肩、背中の上半身を中心としたマッサージへと移ります。
驚いたのは、そのタッチの軽さです。一般的な整体のように筋肉を力強くもみほぐすのではなく、まるで羽で触れられているかのような優しいアプローチ。
セラピストによると、このマッサージの目的は「筋肉をほぐすこと」ではなく、「血行を良くすること」なのだそう。血流を促すことで自律神経のバランスをととのえ、夜になれば自然と副交感神経が優位になって、良質な睡眠がとれる身体のベースをつくるというメカニズムになっています。
90分の至福の施術が終わり起き上がってみると、身体がフワッと軽くなったような感覚に。
そして何より、カウンセリングで指摘された編集Fの弱点である「息を吐くこと」が、驚くほどスムーズになりました! しっかりと息を吐ききれるようになった結果、胸の奥深くまで空気が出入りするのを実感。
最後の呼吸チェックでも、施術前より横隔膜がしっかり動くようになっているとお墨付きをもらいました。
理想は週1回、難しい場合は、2週に1回のペースで通うと、良い状態をキープしやすいそうです。
翌朝実感した、ただのスッキリではない爽快感
セラピストから「効果を一番実感できるのは翌朝ですよ」と言われ、その晩は楽しみにベッドへ。寝入りは相変わらずころっと入眠してしまいましたが、驚いたのは翌朝の目覚めです。
ただ単に「よく寝てスッキリした!」というありきたりな感覚ではなく、頭にかかっていた靄(もや)がスーッと晴れて、視界のコントラストが一段階上がったようなクリアな爽快感があったのです。
呼吸がしやすくなったことで、睡眠中にしっかりと身体が酸素を取り込み、真の意味で脳と身体が休まったのかもしれません。
睡眠の質が変わるだけで、翌日のパフォーマンスや気分の上がり方はここまで違うのかと、すっかり睡眠の奥深さに魅了された編集F。
まずは自分自身の眠りをさらに見直すべく、「スリーププランナー」の資格取得に向けてテキストを開いてみようかな、と密かに決意したのでした。
寝ても疲れがとれない方や、編集Fのように呼吸が浅くなっているという方は、ぜひ一度、睡眠のプロフェッショナルによる、ととのいを体験してみてはいかがでしょうか。
DATA
BRAIN SLEEP CONDITIONING STUDIO 東京ミッドタウン八重洲店
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー 2F
料金:鍼×ボディケア オーダーメイド ベーシック 11,000円(60分)、リカバリー 16,500円(90分)
https://conditioning.brain-sleep.com/
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文=学びのメディア『日本の資格・検定』編集部










