パフォーマンスの爆上がりが期待できる「瞑想」とは?【勉強効率アップの秘訣】
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「瞑想」と聞くと、宗教的なものやスピリチュアル的なイメージを持つかもしれない。しかし、最近ではビジネスやスポーツの世界でも”集中力アップ”や“メンタルケア”の手法として取り入れられ、自己管理のアプローチとして注目されている。
学びビトとしては、そんな「瞑想」を見過ごすワケにはいかない! ということで早速、社団法人日本瞑想協会の会長を務める水野 香織氏に、「瞑想」がもたらすメリットについて伺った。
お話を伺ったのは……
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【脳身ととのう5分瞑想のやり方】……coming soon
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そもそも、「瞑想」とは?
「『瞑想』は“自分をととのえる方法”。ですので、難しく考える必要はありません。まずは目を閉じて、呼吸に意識を向けることから簡単に始められます」、そう語る水野氏。
「瞑想」によって自分の内側に目を向けると、自然に脳と身体がリセットされ、以下のような“ととのい”が期待できるのだそう。
瞑想の“ととのい”効果
・集中力や記憶力がアップする
・睡眠の質が良くなる
・セロトニンが出て、幸せな気持ちに
・ものごとをポジティブに考えられるように
・執着やエゴが消えて、穏やかでいられる
・自分にとってよい選択ができるように
・アンチエイジングが促される
・更年期症状が軽減される
こんなにも多くの効果が期待できるとは! 取り入れない手はなさそうだ。
「私たちの脳は日々、大量の情報を取り込み、フル稼働で処理し続けています。勉強や仕事に追われ、空いた時間はスマホでSNSや動画を見たり、ゲームに熱中したり……。
脳を酷使しすぎると、身体に正しい指令を出す働きが低下し、その影響で眠れなくなったり、心が不安定になる人が増えてきています」(水野氏。以下同)。
日本は「瞑想」後進国⁉
ウェルビーイングへの意識が高いアメリカやヨーロッパでは、多くの人が日常的に「瞑想」を取り入れ、医療やビジネスの場面でも導入されているそう。では、日本では……?
「日本では『瞑想』がまだ特別なものと考えられがちで、セルフケアといえばマッサージやジム、睡眠や食事管理が一般的ですね。特に、メンタルケアをおろそかにしている人が多い印象。
それには理由があります。少し前まで、日本人の暮らしには、朝晩手を合わせてご先祖様に祈ったり、布団の上げ下ろしや手仕事など、その行為に没頭する時間があったのです。
何かに没頭しているときというのは、脳へのインプットが止まり、脳が休息している状態。日常のなかに自然と、『瞑想』に似た習慣が根付いていました。
茶道や華道、書道、武道などにも、『瞑想』に通じる要素があり、心と身体のバランスをととのえる役割を果たしていたので、あえて『瞑想』する必要がなかったのです。
しかし、現在の私たちの生活には、西洋の文化が取り入れられ、さらにデジタルやテクノロージーの発達によって、いつの間にか『瞑想』状態になる機会が失われてしまいました。今や脳は休むタイミングがなく、常にフル回転です……」。
今の日本、そしてこれからの日本では、もっと意識的に“脳を休める&ととのえる”機会が必要なのかもしれない。
「瞑想」で勉強のパフォーマンスがUP
脳がパンパンだと、勉強の効率にも悪影響を及ぼすのだろうか。
「もちろん、影響はあります。頭を使いすぎると脳が疲労し、パフォーマンスがどんどん低下してしまいますが、『瞑想』を行うことで、日常的に優位になっているベータ波から、リラックス状態のアルファ波へと切り替わり、脳と身体が休まるのです。
その結果、集中力や記憶力が高まることがデータとして示されています。睡眠の質の向上も期待できるので、ストレスや不安を抱えている受験生や試験前の緊張状態のときに行うのもおススメです」(水野氏)。
「瞑想」は、いつでもどこでも取り入れられ、勉強の効率アップはもちろん、心にも身体にもいいこと尽くしだということが分かった。
次回は、初心者でも簡単に実践できる「瞑想」のHow Toをご紹介!
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