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人気の高い資格、その理由は?【まなびデータvol.9】

まなびデータ

人気の高い資格、その理由は?【まなびデータvol.9】

【まなびデータ】
「日本の資格・検定」読者やメルマガ会員へ調査した、まなびにまつわるアンケートの結果を発表。世の中の“まなび事情”を探っていきます。

「取りたい資格、どうやって探す?」のアンケートによると、約半数が「いま、取得したいと思っている資格がある」と回答。

そこから、具体的にどんな資格が人気なのかが見えてきました。

人気ジャンル2トップは「語学」と「金融・会計」

一番人気だったのが「語学」のジャンル。

特に、「英検(実用英語技能検定)」や「TOEIC」といった英語関連の資格が絶大な支持を得る結果となりましたが、韓国語や中国語など東アジア圏の言語が気になっているという方も。

また、語学と同格の支持を集めたのが、「財務・金融・会計」。

なかでも、暮らしにまつわる金融知識をもとに総合的な資金計画を立てる「FP(ファイナンシャル・プランナー)」や「簿記」は取得したいと思う方が多く、ビジネスにはもちろん、生活でも役立つ資格が人気を集めているようです。

今後需要が見込める「IT・情報」、「医療・福祉」にも熱視線!

事務・法務・経営」のジャンルからは、中小企業に対し法務的観点から幅広いアドバイスと支援をする「行政書士」をはじめ、「司法書士」、「社会保険労務士」など幅広い専門職種の名前が上がりました。

IT・情報処理」では、年間受験者数が20万人を超え、情報技術の基礎知識があることを証明する「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」、「応用情報技術者試験」などさまざまな資格名が。

また、「医療・福祉・介護」では医療費計算などのスキルが身に付く「医療事務」をはじめ、今後の日本社会を見据えてか「介護福祉士」、「社会福祉士」、「登録販売者」との回答が集まっています。

専門的な「工事・技術」や「調理・衛生」、「基礎教育・教養」も希望者多数

就職や転職のため、そしてスキルアップのために役立つ専門職の資格を取得したいという声も。

工事・技術」からは、消防法に基づく危険物の取扱いや立ち合いに必要な「危険物取扱者」、「技術士/技術士補」や「電気工事士」が。

調理・衛生・飲食」からは、「調理師」や「栄養士」、「フードコーディネーター」、「食品安全検定」といった資格が並びました。

また、趣味で専門性を高めたいという方の中には「基礎教育・趣味・教養」との回答も多く、なかでも圧倒的だったのが「漢検(日本漢字能力検定)」。そのほか「世界遺産検定」、「神社検定」などユニークなものも好まれているようです。


星の数ほどある資格ですが、実用性を重視する方が多いことが分かりました。

上記の資格も参考にしながら、仕事のスキルアップや新たな分野への挑戦をはかり、ライフスタイルをアップデートしませんか。

●調査概要
調査期間:2023年10月1日~10月31日
回答数:823

文=Five Star Corporation

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